ご挨拶
大会長 福島 卓也
（琉球大学医学部保健学科病態検査学講座血液免疫検査学分野）
2026年6月20日（土）～21日（日）の2日間、那覇文化芸術劇場なはーと、ホテルコレクティブを会場として第27回日本検査血液学会学術集会を開催することになりました。本学術集会は例年7月下旬に開催されておりますが、一年間で最も台風襲来が少ない梅雨明けの6月下旬に開催することが理事会で承認され、上記の日程になりました。
血液学の領域はCAR-T療法、二重特異性抗体療法など新しい治療法の登場し、さらに2025年3月には造血器腫瘍遺伝子パネル検査が保険適用になりました。血液検査学は、従来の血液形態学、凝固検査、フローサイトメトリー検査などに加えて、これら多様化する医療技術に対応する新しい役割が求められています。さらにジェンダー問題についても取り上げ、これらを包括した「ダイバーシティ」をキーワードに「多様性を増す検査血液学の最前線と未来～美ら島で繋がる学びの輪～」を大会テーマとして、新しい血液検査技師像を語り合う場にしたいと考えております。シンポジウム企画として新しい医療技術を取り上げ、ワークショップで血液形態学、凝固検査、フローサイトメトリー検査の技術を極めるための議論を深めていきたいと思います。さらに女性血液検査技師のキャリアパスについて議論するシンポジウムを企画しました。 この基本コンセプトの下、副大会長：手登根稔先生（社会医療法人仁愛会 浦添総合病院）、山内恵先生（琉球大学病院 検査・輸血部）、実行委員長：上原聖子先生（社会医療法人敬愛会 中頭病院）、事務局長：崎浜秀悟先生（琉球大学医学部保健学科）、そして日本検査血液学会沖縄支部のコアメンバーで実行委員会を組織し、熱い議論を戦わせ記憶に残る大会にするべく、皆様をお迎えする準備を進めております。
6月下旬の沖縄は夏本番に入り、熱い陽射しが照りつけ始める時期です。暑さ対策、直射日光対策を施しながらどうぞご来沖下さい。皆様のおいでを心よりお待ち申し上げております。